FXのロールオーバーを完全解説!タイミングやスワップポイントの仕組みなど

FXのロールオーバーを完全解説!タイミングやスワップポイントの仕組みなど

ロールオーバーとは、「ポジションを保持したまま日をまたぐこと」という意味です。本来FXにおいては原則として、保有しているポジションは2営業日後に必ず決済しなければなりません。ただ同じポジションを保有するのに度々注文するのはトレーダーにとってかなりの手間となります。そんな手間を減らすため、業者側でロールオーバーの処理を行ってくれるようになっています。

ここでは、ロールオーバーについて詳しく解説しながら、ロールオーバー最大のメリットでもあるスワップポイントについても説明していきます。

ロールオーバーが発生するタイミング

オールオーバーが発生するタイミングは業者によって異なりますが、およそ朝の5時~7時(日本時間)に設定されている事が多くなっています。

以下は、各業者毎のロールオーバー発生のタイミングです。

ブローカーロールオーバー(夏時間)ロールオーバー(冬時間)

Axiory
午前6時午前7時

iFOREX
午前5時午前6時

TitanFX
午前6時午前7時

GemForex
午前6時午前7時

XM Trading
午前6時午前7時

HotForex
午前6時午前7時

ポジションを保持したまま、業者が設定したロールオーバーの発生タイミングを迎えるとロールオーバーとなりますが、ロールオーバーのタイミングを迎える前に保有しているポジションを決済してしまうとロールオーバーとはならないので注意が必要です。ロールオーバーは「日を跨ぐこと」と覚えておきましょう。

そしてロールオーバーは、数週間から数年間ポジションを持ち続ける、いわゆる長期トレードを行っているトレーダーにはとても重要な要素です。うまく運用すれば大きな利益を上げる事もできるので、是非チェックしてみてください。

ロールオーバーで大きな利益を得られる可能性があるのは、次に紹介する「スワップポイント」です。

ロールオーバーで発生するスワップポイントとは

スワップポイントとは、各通貨ペアの国の金利差を利用したインカムゲイン(株式で言う所の配当金)の事です。多くの業者ではスワップポイントが発生するタイミングを「ロールオーバー時」としており、スワップポイントとロールオーバーを切り離すことはできません。

FXで利益を上げる方法は、通貨ペアを買うか売るかして差益を得るキャピタルゲインだけではありません。ロールオーバーで発生するスワップポイントを得る事で、ポジションを保持し続けるほどに利益が積み重なっていくインカムゲインでも利益を稼ぐことができるのです。

スワップポイントで利益を稼ぐには

スワップポイントは、【金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売る】ことで発生します。

たとえば超低金利の日本円(JPY)を売って、高金利で知られるメキシコペソ(MXN)を買った場合、日本の金利は【-0.10】、メキシコの金利は【8.50】となっており(2022年8月現在)、業者によって異なる場合がありますがおよそ8%以上の金利差があり、その”金利差調整分”がロールオーバー時に獲得出来るのです。

1日1,000円のスワップが獲得出来る通貨ペアの場合、1ヶ月保持で30,000円、さらに1年間保持し続けた結果、360,000円の利益となります。金利差が大きい通貨ペアを狙ってポジションを長期保有する事で確実に積み上がっていく利益を獲得できるのです。

金利が高い通貨として有名なのは、メキシコペソ(MXN)やトルコリラ(TRY)です。といっても金利は変動していきますので、スワップ狙いの場合は各国の金利を定期的にチェックするように心掛けましょう。

また、下記の表にあるように「水曜日」や「金曜日」など、業者によってスワップポイントが【3倍】となる日が設定されている事があります。このタイミングでロールオーバーが発生すると非常に美味しい為、是非チェックしておきましょう。ただし、マイナススワップも3倍となるため、その点には注意が必要です。

ブローカースワップポイント3倍デー

Axiory
水曜日

iFOREX
金曜日

TitanFX
水曜日

GemForex
金曜日

XM Trading
水曜日

HotForex
水曜日

マイナススワップに注意!

また、注意しなければならないのが「マイナススワップ」の存在です。

マイナススワップは、【金利の低い通貨を買い、金利の高い通貨を売る】ことで発生します。マイナススワップは逆にロールオーバーをする度にスワップポイントを支払う事になりますので長期間保有する場合は売買を間違いえないように注意しましょう。

例えば1日-1,000円のマイナススワップが発生する通貨ペアの場合、1ヶ月保持で-30,000円、さらに1年間保持し続けた結果、-360,000円の損失となります。初心者の方は間違えやすい為、長期保有する場合はマイナススワップにならないよう注意して下さい。

逆に、たとえマイナススワップとなる通貨ペアを保有していたとしても、ロールオーバーが発生する前に決済してしまえばマイナススワップは発生しません。ロールオーバーのタイミングを上手く利用して無駄な損失を抑えることもできます。

以下記事にて、各国の金利とスワップポイントが多くもらえるおすすの業者を紹介しています。スワップポイントで長期的に安定した利益を稼ぎたい方はチェックしてみてください。

スワップポイントは確定申告の対象となる

FXではポジションを保有している状態の利益(いわゆる含み益)は、まだ利益が確定している訳ではない為、確定申告の対象にはなりません。

ただし、ロールオーバーにより獲得したスワップポイントは「確定申告の対象」となります。保有しているポジションに1万円の含み益、1,000円のスワップポイントが発生している場合、含み益の1万円は確定申告の対象ではありませんが、1,000円のスワップポイントは確定申告の対象となりますので注意しておきましょう。

まとめ

ロールオーバーによって日を跨ぐと、スワップポイントおよびマイナススワップが発生します。

スワップポイントは各国の金利差による利益で、ポジションを保持したままロールオーバーを迎えることで獲得できる利益となります。ただし、マイナススワップの場合はポジションを保持したままロールオーバーを迎えると金利差を支払うことになるため、注意が必要です。

ロールオーバーを上手く利用して、トレードを有利に進めていきましょう。

初心者の方へカテゴリの最新記事